北海道移住者が、北海道胆振東部地震で感じたこと

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平成30年北海道胆振東部地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
私たち夫婦は東日本大震災を東京で。北海道胆振東部地震を北海道で経験しました。今回の地震で感じたことを書きたいと思います。

地震が起きた時の状況

2018年9月6日午前3時8分ごろに地震はおきました。この時間だったので、夫婦共に爆睡中。急にスマホからのサイレンとアレクサ(amazon echo)の警報で飛び起きました。アレクサはなんて言っていたかは忘れてしまいました…

すぐに大きめの地震が起きましたが、そんなに長くは感じませんでした。(東日本大震災の方が揺れは長かったです。)

すぐにアレクサの電源が落ちたので、「あ!停電か。」とわかりました。もちろん真っ暗な時間なので、テレビもつかないので、スマホで震源地の確認をしたり、被害の情報をYouTubeと東京にいるたまたま起きてた友人にテレビから情報を確認しました。

夜が明けて…

朝には停電もおさまるだろうと…寝れなくなったために結構使用してしまいました。外の外灯も信号も消え真っ暗。もちろんコンビニも真っ暗なわけです。朝の5時に近くの友人から、コンビニでは真っ暗な中、買い占めが始まっていると連絡がきました。

そのまま1時間くらい寝て起きたら、「電気がつかない!これは夫も会社行けない!ガソリンは?水は?充電は?」といろいろと頭がぐるぐるしてとにかくすぐに徒歩圏内にある実家に行きました。

オール電化の実家はもちろん電気はつかず、小さなラジオから情報を得ようとしましたが、自分たちの地域の被害状況はわかりませんでした。朝のニュースで北海道地震を見た友人がたくさんLINEで連絡をくれました。とても嬉しかったけど、充電がやばかったのでひとまず無事を伝えて充電がないのでということを伝えました。

ここで感じたのが、私も逆の立場なら私も連絡をしていました。でも、こういう時のスマホの大切さを痛感して、充電は家族との連絡手段で使って欲しいと思いました。すぐにSNSで家族の無事を伝え、LINEの返信などはできないことを伝えました。これからは、被災した地域にいる人に連絡するのは少し落ち着いてから連絡しようと思いました。そして、できることは無事を願うことだと感じました。

すぐに買い出し

スマホニュースから全道が停電というびっくりするニュースが!これはこれからもっと混乱することを感じたので、早朝にコンビニに行きました。朝の7時ですでに人がたくさん。しかも信号も全滅なので、運転がめちゃくちゃこわい。幸いにもまだ少しカップラーメンが残っていたのでお昼用に家族分を調達しました。

私達は東日本大震災を東京で経験し、買い占めの怖さを知っていたので少しでも食料が多くの必要な方に届く様にと量は人数分だけにしました。

実家はオール電化なのでカセットコンロが一台しか用意がなく、ボンベも残りわずか。停電もいつ解消されるかわからない状況。朝の9時から開店する大型薬局に仕事が自宅待機になった夫と行きました。9時開店のお店の前には8時半前にはすでに50人くらいの人が並んでいました。

店員さんからの口頭のアナウンスで、入場規制をしながら店内に入るということ。レジに時間がかかることを教えてもらいました。開店して30分以上待って真っ暗な店内にやっと入れました。お水はすでに完売。最初のお客さんが水を箱で大量買いしていました。

店内が真っ暗な大型薬局。スマホの懐中電灯を頼りにボンベとお風呂に入れなくなることを想定してウェットテイッシュ。と停電した冷蔵庫にあった生うどんを購入しました。冷蔵品は10時までの購入と張り紙がありました。

情報が錯綜

サークルのLINEグループがあって、そこには約100名近くの方がいたのですが、朝からそのLINEがずっと鳴っていました。通知オフにはしていましたが、「◯◯店オープンしてます!」と投稿があれば、お礼のスタンプがずらり。そういう地元の情報は大変ありがたかったのですが…。

中には、「朝の8時に大きな地震がきます。知人の自衛隊の情報です」とか。どこの自衛隊だよ!とつっこみたくなるような情報が錯綜して、私もいちいちその情報に流されてしまうのが嫌だったので、すぐに退会しました。

本当に必要な情報が欲しかったので、地元の友人のLINEグループで情報を共有し合いました。例えば、このスパーでこれ買えたよー!とか。ここの郵便局やってるよー!とか。ガソリンはここならやってるよー!とか。確かな情報を共有し合いました。

車の重要性

ここで車が大活躍!北海道では移動手段の車は必需品です。この車がいい仕事をしてくれました。まずはスマホの充電。両親はなんと車で充電できることを知らず。すぐに教えました。年配の方は知らない方も多いということを感じました。

そしてテレビが見れる!ラジオでは知れない情報を車のテレビから確認することができました。そして冷暖房がついているので、家にいられないときは車がいいと感じました。

すぐにガソリン補充

唯一ガソリンを1台10リットル入れられると友人から聞いたのですぐにガソリンを入れに行きました。すでに大行列。でも10リットルと決まっているので、15分ほど待って入れることができました。こんな大変なときでも働いてくれる方々に感謝の気持ちが溢れました。

家にあるありったけのものに水を貯める

「停電が続くと断水になる。」という情報がSNSから流れてきて、それは困る!と家中に貯められるものに水を貯めました。こういうときに空の大きなペットボトルやキャンプ用のタンクがあると便利だなと思いました。

札幌では、マンションに住んでいる親戚が1階に降りないと水の供給ができなかったようで、エレベーターが使えないので、階段で水を運んだそうです。高齢者や小さなお子さんがいる家はどんなに大変か…。

お昼すぎに一部電気復旧

バタバタとしているうちに実家の電気が開通しました。「電気って素晴らしい!」心からそう思いました。そして、いかに私達が電気に頼って過ごしていたかがよくわかりました。テレビをつけたら震源地の被害の情報に言葉を失いました。幸いにも、私達の地域は札幌から1時間ほどのところなので、揺れも震度4くらいでちょっとものが落ちる程度。被害は停電だけでした。全道が停電ですからえらいこっちゃですよね。

実家が復旧したので、どこも復旧したのかと思いきや…すぐ近くの大きな交差点の信号が消えたままでずっと警察官の方がいるし、近くに住む友人の家は電気がつかない。すぐに一部だけだとわかり、多めにごはんを炊いたりしてできることをさせてもらいました。

念のためにすぐにシャワーだけ入りました。温かいお湯が出ることにとても感謝しました。

札幌から知り合いが避難へ

姉の友人の旦那さんが東京から札幌に出張に来ていたそうなのですが、地震に遭い、飛行機にも乗れず、ホテルもチェックアウトしなくてはいけず…公園で途方に暮れていたそうです。スマホの充電も少なく、情報が全くわからず、コンビニは食料がなく不安だったそうです。

札幌から車で1時間かかるのですが、我が家でよければタクシーできてください!と簡潔にメールで伝え、旭川空港なら稼働している情報もあったので、何台もタクシーを探してやっと我が家へ来ました。タクシーは運良く、カードが使えたため大丈夫だったそうです。こういう時は現金しか無理になるので、タクシー素晴らしい!

札幌の方が被害がひどいようで、混乱しているようでした。特に海外の観光客の方がパニックになっていたようです。そりゃそうですよね。交通機関はマヒして、ホテルもない。帰れない。帰れる見込みもわからない。言葉も通じない。こういう方への対応って大事だなって思いました。

新千歳空港も被害に遭っていたので、飛行機がいつ飛ぶかわからないため、違う空港へ切り替える方も多く、旭川空港も全部キャンセル待ちの状態。小樽から新潟行きのフェリーも考えたのですが、すぐにチケット完売。もう旭川空港のチケットのキャンセル待ちをするしかない状況でした。

幸いにも、旭川に空いてるホテルがあったので、もしキャンセル待ちがだめでも1泊は確保できました。レンタカーで旭川に向かう作戦も考えたのですが、レンタカー屋さんが停電中で予約ができず…。旭川までもタクシーで行けるように手配をしました。ただ、ガソリンの供給が難しい状況だったので、快くOKをしてくださったようで安心して旭川に向かうことができました。

我が家は停電が続きました

実家が電気が復旧していて、徒歩圏内に住んでいたので、我が家も大丈夫かなーと思いきや。電気がつかない!!これはだめだということで、ブレーカーを落としていることをきちんと確認して、実家に私達も避難しました。

気がかりは、冷蔵庫の中のものたち…そんなに食材は入っていないものの心配でした。

夜空がとてもきれいだった

SNSではみんな不謹慎だけど、星がとてもきれいで天の川が見えた方もいたようです。電気がついていないとこんなにも星がきれいに見えるんですね。自然の恵みに感謝!キャンドルナイトしながら星空を見るのも非日常でこんな時にしか味わえない経験ですね。

地震から2日目

地震から2日目。コンビニはパンがない。あとは乳製品がなくなってました。ニュースでは、牛さんたちが乳腺炎になってると聞いて心が痛みました。

スーパーは2件回りました。1件目はまだ停電中で、入り口にすぐ買える飲み物や野菜、お菓子を置いてあり、あとの必要なものは店員さんに伝えて持ってきてもらうシステムでした。これなら盗難も買い占めもないし時間はかかるけれど、いいやり方だなと思いました。

もう1件は、電気が開通しているスーパーだったので、とにかく店内が明るく人が溢れていました。ただ、お肉とパンと乳製品はありません。冷凍食品は全部だめになっているようで、カバーがかけれていました。私の住む地域は農家さんたちも多いので野菜は充実していました。

この日も実家に泊まることになりそうになったので、着替えをとりに帰ったら…異臭!!!!!あ。冷凍のものがだめになっているとすぐにわかりました。すぐに全部ゴミ袋へ…ごめんなさい。避難するときには余裕があれば、排水口の生ゴミの処理や貴重品をきちんと持っていくことの大切を感じました。

地震から3日目

やっと電気開通です!電気ってすばらしい…!!感謝感謝。不眠不休で復旧にあたってくださった方、ありがとうございます!

地震が起きてから自分にできることはなんだろう?と考えていて。停電が続けば、心労も溜まります。温かいほっとする美味しいものが食べたくなります。なので、友人たちと農家さんで野菜を買ったりしてカレーの販売をカフェをお借りして青空カフェをしました。たくさんの方がきてくれて、やっぱりこういう時に知ってる顔に会えるとそれだけでほっとしますね。

そこで今回の地震で感じたことを共有したりしました。

正しい情報の共有

青空カフェに来てくださったお客様の声には、この意見が多かったです。上記にも書いたように、デマ情報が多かったり、どれが本当なの?というところで困惑した方が多かったようです。テレビでは震源地の近くや札幌の情報ばかりで自分たちの地域の情報が全くつかめなかったということです。

停電している場合はどうしたらいいの?例えば、ブレーカーを落としておく。というような情報さえも回っていませんでした。でも絶対に必要な情報ですよね。SNSを使えない高齢者はどうするの?と思いました。私たちは自分たちで調べたり、車で動けるけど、持病がある方は?介護が必要なか方は?小さなお子さんがいる方は?一人で子育てしている方は?言ったらキリがないけれど、そんな人たちのことも考えていかなくてはいけないと思いました。

意外にも、車での充電器やラジオを持っていない人が多かったです。この地震で何を揃えていたらいいのか見直すきっかけとなりました。

例えば、懐中電灯を水の入ったペットボトルに入れるともっと明るくなるとかそういう情報も必要ですね。

あって便利だと感じたもの

お水は生きる上でもなくてはならないものですよね。お風呂の水を貯める他に防災グッズに入っていたこちらに水を貯めておきました。

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ラジオ

停電中はラジオからの情報が一番です。乾電池はどこもなくなっていたので、手回しラジオがかなり助かりました。ずっと回してました。

スマホや携帯の充電器

車で充電用と簡易充電器が大事です。2日間の停電期間中は、主に車でスマホを充電していました。

このとき、「車に充電器があって良かった!」と本当にそう感じました。私はAndroid、夫はiPhoneを使っているのでそれぞれ充電器を持っています!

父はガラケーでガラケー用のものも必須です。ソーラー充電器もいいですよね!

食料

食料は必須です!アレルギーのお子さん多いですよね。避難所で間違えて食べてしまったら大変です。そのときはガムテープでアレルギーの品目を書いて胸に貼っておくといいと聞きました!これなら間違って食べてしまうことが減ると思います。

カセットコンロ

今回の地震で起きた大規模な停電で、オール電化の家がものすごーく困っていました。一般のおうちは、プロパンガスなのでガスは使えるんです。

しかしオール電化の家は…これがないとお湯も沸かせません!カップラーメンも食べれないわけです。

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乾電池

ラジオが乾電池式の場合はないときけません…懐中電灯にも同じです!

簡易トイレ

これはないと困ります。本当に大事。

ライター

停電中にキャンドルで過ごすときに必要でした!タバコを吸っていないとライターって意外と持っていないですよね。

着替えを入れるリュック

家にリュックってありますか?避難する際には両手が空いている方が絶対にいいです!

クーラーボックス

停電になったら冷蔵庫のものを入れて置くのに便利です!

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ナプキン

女性は絶対にストックしておいて損はないと思います。洗濯ができないときも使えます!被災してけがしたときも止血に使えるそうです。

防災セット

これを機に防災セットの見直しも必要ですね。

冬の被災の場合にプラスで欲しいもの

防寒シート

この地震が冬だったら本当に恐ろしい。外はマイナス20度の気温。防寒シートを車の中に入れておくのもいいと思います!

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ホッカイロ

貼りまくるしかないですよね。冬のことを考えるとゾッとする…

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まとめ

まだ、私の住んでいる地域でも完全にすべてが復旧したわけではありません。余震もまだ続いています。物流が問題で、北海道はなんといっても陸の孤島。そしてとんでもなく広い!物流が止まってしまうと困る訳です。

でも、田舎に住んでいるからこそ農家さんから直接野菜や卵を買えます。だからなんとか生きていけます。大変なのは、震源地の近くの方や大都会の札幌ですね。札幌では、マンションでは断水も多かったようです。

今もずっとお風呂に水を貯めていたり、すぐに避難できるように荷物を玄関に置いています。

そして「節電!!」
使わない電子機器のコードを抜いたり、昼間は電気を使わない。夜は早く寝る。

これからだんだんと疲れが出てきます。体調を崩さないようにしていきたいと思います。1日も早く、被害の大きかった地域の復興を心から願います。そして正しい情報の選択をすること。たくさんのことを学んでいる今です。

この地震。真冬に起きなくて本当によかった…

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ABOUTこの記事をかいた人

1985年に東京で生まれ、2015年に北海道に移住してきたB型アラサーです。 生活の8割は主婦なんですけど、ほんのちょっとだけものづくりをして販売しています。 『OHAMA style』では、北海道へ移住してきた話。私の好きなもの。おすすめのお店やサービス。実際に使ってよかったもの。良くなかったものなどを正直に紹介していきたいと思います。