”マンガ図書館Z”ほどみんなが幸せになれるサービスはないよね。【無料コミック】

最近何かと話題の『マンガ図書館Z』。実は僕がこのサービスを知ったのは、先月。
たまたまネットのニュース記事で知りました。
そして調べてみたら凄いのなんの。サービス自体の仕組みに感動しちゃいました。

知らない人のために、とても簡単に言うと、

完全に無料で漫画が読めるサイト+アプリ』です。

よくある、一巻だけ無料とかじゃないです。完全に無料。
週間連載とかでもなく、単行本が完全移植です。

マンガ図書館Zの仕組み

絶版漫画を取り扱っている

購買者が少なくなったマンガは当然出版社は生産を止めますよね?
人気があっても古くなった漫画は古本屋で買えますから。

そうなると漫画家さんは収入がなくなるわけです。

しかしマンガ図書館Zで配信すれば再び読んでもらえますよね?

マンガ図書館Zでの漫画には広告がついているので、その広告収入を作家さんにあげますよと。しかも100%ね。(これがすごい)

会社の稼ぎ

広告収入の100%を作家さんに渡したら、運営している会社はどうやって稼いでいるか。

  1. 月額300円で広告なしの読み放題プラン
  2. 漫画のダウンロード売り上げの60%(作家に40%払っている)

他にも色々あるだろうけど、メインはこの2つだと思います。

月額プランはその名の通りです。お金を払えば全部広告なしで読めますよってこと。
しかし300円は安い。まあ元々タダで公開しているものだから、そんなもんか。

ダウンロード販売の方も分かりますよね。一冊辺り100円や200円でダウンロードできます。

でも凄いのはこのダウンロード販売です。

普通ダウンロード販売をしているWEB漫画や書籍は、そのサービスが終わると読めなくなるんですよ。スマホだったら、アプリ内にダウンロードしているので、パソコンに入れなおすとか、印刷するとかできないですよね?そのアプリでしか読めないってこと。

なぜなら違法アップロードや、友達に簡単に漫画のデータをあげれちゃいますから。

しかしマンガ図書館Zは違う。PDFでダウンロードさせてくれます。

電波のないところでも読めます。永久にすべての端末で読めます。この会社が潰れても大丈夫。

ダウンロードした全ページに、所有者を特定する番号が振ってあるので、ネットにもアップすることができないようになってます。

このサービスを作った人

赤松健さん

知っている方は知っていると思いますが、『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』の作者さんです。昔マガジンを買っていた当時は僕も読んでいました。

漫画家ゆえに漫画家のつらさや、法律関係、人脈などを武器にこのサービスを思いついたんでしょうね。

違法アップロードされた漫画の無力化

マンガ図書館Zがあると、違法アップロードされた漫画の意味がなくなるのは分かりますか?

タダで読むために違法でアップされた漫画をダウンロードしたり、WEB上で読んだりするわけじゃないですか?犯罪と知りながらも。万引きと同じですよね。

でも最初からユーザーはタダで読めるから、違法で読む必要ないんですよ。
一生無くならないであろう違法アップロードを、実質無力化したわけです。

素晴らしい。

さらに驚きの機能

このサイトに載っている漫画自体を作者の許可のもと、違法ダウンロードサイトから入稿しているんです。
漫画を電子化するのには、スキャン代のコストがかかりますよね。これを違法アップロードされた漫画のものを使うという逆転の発想。

頭良すぎる。

今後の漫画界の柱になりそう

マンガ図書館Zを見て、あることを思いました。

「少年ジャンプとか将来なくなるよな」って。

現状存在している漫画雑誌があり続けている一番の理由は、
漫画編集者の方たちの能力ですよね?

WEB化が進んでいる今、出版のノウハウはなくても、漫画を見る目さえあればネット上で週刊漫画誌を作ることってできるじゃないですか。(僕には無理ですが。)

WEBオンリーの漫画雑誌は、

  1. 1冊のページ数も無限
  2. 面白くない漫画を連載させてしまった時のリスクがない
  3. 漫画家にとっては、打ち切りもない(ページ数が無限だから)
  4. 読まれている漫画のアクセス数がすぐわかる
  5. 世界中に配信できる

いいことばっかりですよね。

唯一の欠点というか不安要素は、漫画家の収入。
でもこの辺はすぐに解決できると思います。
あらゆるビジネスがネット化してきて成功しているんだから大丈夫。動画がタダで観れる世の中なんですから。その辺はすぐに頭のいい人が解決するはず。

他サービスとのと比較

ビジネスの考え方がGoogleなどの考え方と似ていますよね。
Googleだってあらゆるサービスが無料で使えるわけじゃないですか。

例えばYouTube

誰でも投稿出来て、だれでもタダで観れる。投稿者には広告収入が入る。
そしてその広告収入だけで生活している『プロ』は存在している…。

これ完全に同じですよね。

マンガ界もYouTubeのように、一般に埋もれている才能を世に出すコンテンツになりそうですね。

まとめ

僕が言いたいのは、この記事のタイトルにあるように

”マンガ図書館Z”ほどみんなが幸せになれるサービスはないよね。

会社、漫画家、ユーザーの全員にとって利益がある。

そんな仕事をいつかしてみたいなと思いながら、今日も満員電車に揺られるのであった。。。アーメン。

おしまい。

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