先日(2016/2/29)のニュースで、忍者の七つ道具の一つ『かぎ縄』を使った事件(東京都日野市)を知り驚きました。かぎ縄ですよ、かぎ縄。ご存じですか?かぎ縄(言い過ぎ)。
29日午後11時15分頃、東京都日野市神明の路上で男性が刃物で刺されたと、通行人から110番があった。
警視庁日野署員が駆けつけたところ、同市の中学3年の少年(15)が先端に金具のついた縄(かぎ縄)を振り回してパトカーの後部ガラスを割り、手にした包丁で署員に襲いかかってきた。このため、署員が少年の足元の地面に拳銃1発を威嚇発砲し、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。少年にけがはなかった。
包丁で知らない人をサクッと刺して、緊急で駆けつけたパトカーに向かって忍者の道具である『かぎ縄』をブン回してパトカーを破壊。「動くなー」と言い銃を構えた警察に臆さずに包丁で立ち向かうが、発砲されたあと確保。
やばいね、何がやばいって凶器に『かぎ縄』をセレクトしているところがやばい。中二病でもかぎ縄は使わないでしょ。やっぱナルトかタートルズが異常に好きだったのかな。
忍者の忍び六具とは
忍者が常に携帯していたと言われている必須のツールです。基本はこれから紹介する6つの忍具で、任務によって数を増やしていたそうです。
ではその忍び六具を紹介していきます。
編笠
時代劇や漫画で見かける、お坊さんが被っている笠です。忍者は虚無僧に見えるようにカモフラージュしていたと言われているので、その為の道具ですね。
怖いぜ。
三尺手拭
蘇芳(すおう)という植物で染色した1メートル弱の手ぬぐい。蘇芳の殺菌効果を利用して包帯代わりにしたり、水をろ過するのに使っていたらしいです。
ちなみに色は赤紫です。
出典:伊賀流忍者博物館
石筆
石筆は地面などに書いた後にすぐに消せるため、墨より忍者は利用していたそうです。よく子供の頃にアスファルトに石で落書きしましたよね?あの感覚です。
一方普通の墨でも書くことはあったので矢立という道具も一緒に持っていました。
打竹
当時はライターもマッチもなかったため、短い竹筒の中に常に火種を灯していたそうです。いちいち火打ち石で火を起こさないでいいので便利ですよね。
そうか、これで煙玉とかに着火していたんだな(妄想)。
忍薬
虫よけ、胃腸薬、傷薬、などの基本的な薬。あと忘れちゃいけない、毒薬!うん、これぞ忍者!主に毒薬はトリカブトの毒やヒ素が使われていました。
出典:http://www.rivertop.ne.jp/rivertopsabu/omosiro/bgkagi.html
鉄製の金具にロープを括りつけたもの。攻撃はもちろん、塀や川を飛び越えるのに使用したり、相手を縛るのにも使ったそうです。
そりゃこんなのパトカーにぶん投げたらガラスも割れるよね。
Amazonで見つけたその他の忍具
値段のわりには意外としっかりしてて、周りからも好評でした。
Amazonレビューから引用
品質、重さにすばらしい。正直最初は薄いペラペラの物がくるのかと思っていました。また、デザインも最高です。
Amazonレビューから引用
全然やすっぽくなくクール!
Amazonレビューから引用
まとめ
意外に手裏剣やマキビシ、クナイは必須の道具ではないのですね。
今回の事件を起こした少年はどうして忍具を使ったのかとても気になるところですが、ピストルだろうがナイフだろうが、かぎ縄だろうが、人を攻撃したらダメ。
大体忍者が好きなら隠密行動でやらなきゃ。あ、だめだめ、暗殺もダメ。
おしまい。
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