こんにちは、ジョージです。ついこの間『ブラゼロ』というiOSアプリがリリースされました(android版は先行でもっと前にリリースされています)。このブラゼロというアプリはなんと、ブラック企業をゼロにするという驚きのアプリです。
毎日のようにネットやテレビでブラック企業関連のニュースが飛び交っています。ブラック企業のブログやサイト、本や映画だってあります。そしてついにアプリまでも!という訳で、とりあえず使ってみました。
目次
ブラゼロとは
◆ブラック企業を、ITでゼロにするアプリ◆
ブラック企業を無くすために、ITができること。 それは、あなたの代わりにブラック企業へFAXかメールで改善要求を送ることで「ブラック企業への抑止力」と、 自社に対するユーザーたちの評価を掲示板で見れて、「ブラック企業の可視化」を実現しました。 かつてブラック企業で役員を務めた開発者が、経営者側の経験を元に開発しました。
主な機能
- GPSに連動したタイムカードで勤務時間を正確に記録
- パワハラ・セクハラなどを毎日記録できる日記機能(裁判時の証拠になる)
- 勤務先へ、FAXかメールで「御社の社員がブラゼロに登録しました」と知らせて 注意喚起をすることができます(無料・任意)
- 労働条件や環境の改善を求める要求書を、ブラゼロがあなたの代わりに勤務先へ送ります。(有料会員)
- 自分の勤務先だけでなく、転職を考えている企業などに勤めているユーザーの声を掲示板で見ることができ、 ブラック企業かどうかを判断することができます。(有料会員)
- 登録しているユーザーが多い企業を、ランキング形式で見ることができます。(有料会員)
とりあえず無料で出来る主な機能は、タイムカード機能と日記機能と注意喚起のFAXです。すぐに訴える気のない方は無料アカウントで登録して、いざってときのために記録していくのがいいと思います。
まずはアカウント作成とログイン

メールアドレスかFacebook、Twitterアカウントでログインできます。この時点で「あれ、自分のアカウント登録したら会社やSNSでバレない?」と若干不安になりますが大丈夫です。FacebookやTwitterのタイムラインに「使ってます!」的なことは投稿されませんからね!(これ重要)ちゃんと実験しました。
続いて会社情報登録

会社の所在地と部署を登録します。でもさ、いきなり会社を晒すのなんか嫌ですよね。大丈夫!何にも登録しないでこのページの下部にある『保存』を押せば空白のまま登録できます!やっぱりとりあえずアプリを使ってみないとね。ある意味、個人情報ですから。
勤務先への報告

さっそく来ました!スゴイですね、会員登録が終わってからいきなりこの画面が登場です!
ブラゼロへ登録したことを勤務先へ報告しますか?
怖っ!
仮に自分が会社経営者だとして、経営している会社に「おたくの会社の社員の誰かがブラゼロ使いだしたよ?誰だと思う?でも教えないよ?」的なFAXやメールが来たら誰も信用できなくなっちゃうね。すぐにブラック体質を改善すると思う。素晴らしいサービス。
ちなみに実際に送ってもらえる文はこちら。
出典:burazero
この画面に注意事項として書いてあるとおり、少人数の会社や部署は気を付けないとバレちゃいますからね。
タイムカード機能と日記機能(無料)

無料アカウントで出来る機能です。アカウント登録を済ませておけば、この画面がトップページになります。『始業』を押せばタイムカードを切ることができ、その際に位置情報も一緒に記録することができます。
これは良い機能!位置情報があることで元勤務先と裁判になったときの信憑性が増しますね。これは紙の手帳では不可能だし、アプリでしかできません。僕は法律家ではないので証拠になるかは詳しく分かりませんが。でもなるんでしょうね。さすがにそうじゃないとアプリ作らないでしょ(多分ね)。必須機能っぽいので是非!
匿名での改善要求(有料)

先ほど紹介した『勤務先への報告』とはまた別の切り口です。さっきのはあくまで「ブラゼロ使い始めたよ」っていう報告ですが、今度は本格的な説教をすることができます。こちらも匿名なので、使い道としては

とかいいですね、あとは…

といった具合にチクリや訴える前の最終通告なんかに使えますね。いざ訴えるときは匿名ではないのだから、とても考えられている機能です。
こちらも参考資料がありました。
出典:burazero
掲示板機能(有料)
出典: Google Play
掲示板機能もあります。これは説明不要で2ちゃんみたいなものです。有料なのが少し残念です。
企業別ブラゼロ登録者ランキング(有料)
出典: Google Play
ランキングです。でもブラック企業ランキングではないですからね。あくまでブラゼロ登録者数のランキングです。この画像はお借りした画像ですが、一番下の会社が「電報堂」だ。ワロタ。

まとめ
本当に流行ったらバタバタとブラック企業が晒されて減っていくのでしょうかね?アプリユーザーの勇気さえあればだけど。今お試しで使ってみただけで怖くてドキドキしたもの。
でも今の世の中に喝をいれる事ができる可能性を感じますね!